研究の利活用
研究開発成果の利活用
本プロジェクトで開発されたすべてのソフトウェア成果物は,ソースコードを無償配布(ソースコードをオープン)するだけでなく,商業利用も制限しない(商業利用にオープン)という「オープン・オープン」ライセンスを定めて適用し,関連する教育研究機関や企業の事業参入を促進します.本事業終了後も,オープンソースの継続的な維持管理ができるようなコンソーシアムを研究開発期間中に設立します.
また,本システムを用いて実際の教育現場において実証実験を行い,利用者コンテキストを考慮した機能の有効性を示すとともに,教員と学生からのフィードバックに基づいて技術開発を行います.実証実験用の教材としては,いずれの大学においても必要とされる語学教育教材を取り上げ,実証実験参加大学がそれぞれの教育環境で実験を行います.
教材には,文化財アーカイブなどのバーチャル・リアリティコンテンツを取り込み,語学教育等の場で利用できる機能を研究開発します.
図: 「オープン・オープン」ライセンスによる成果の利活用
本プロジェクトを通じた人材育成
研究開発を通じて,応用・基盤技術面および実証実験面の2 つの側面から研究者,および高度専門技術者を育成するため,学術研究課題の追求・解決と成果発表,実用システムの開発経験等の積み上げと,実際の教育現場の体験を通じて現場の問題・要求の理解を促します.さらに,教材開発に必要なCG デザイナ,Web デザイナ,グラフィックデザイナ,映像デザイナ,教材デザイナ等を登用し,単なるコンテンツ開発に留まらず,応用・基盤技術の的確な認識,実際の教育現場の体験と現場の問題・要求の理解を促します.特に,実証実験に際しては,大学院生らが参画し,教材作成やシステム運用管理の業務を経験することができます.
こうしたことから,多様な研究・技術者が参画する層の厚い技術開発体制が形成され,CMS のオープンソース開発のコミュニティへと発展するとともに,システムの管理運用の人材が育ち,全国規模での普及に備えることができ,コンテンツとシステム技術を理解した教材設計者を多数育てることができると考えています.
このような人材育成が, Sakai や名古屋大学が創設した国際学術コンソーシアムAC21 などの世界的な連携の中で行われる拠点づくりになると考えられます.
図: 本プロジェクトを通じた人材育成