研究の目的
本プロジェクトは,高度情報化社会における高等教育機関の教員・学生を対象として,講義・セミナー・実験などの教育・学習現場を利用者の状況に応じて総合的に支援するユビキタス情報環境に対応可能なコース管理システムを実現することを目的としています.
そのための要素技術として,教員・学生が利用する端末・環境・様態などの利用者状況(利用者コンテキスト)を獲得・統合・解析する利用者コンテキスト認識技術と,利用者コンテキストに適応して教材等の情報を処理・提示する利用者コンテキスト応用技術を研究開発します.研究開発にあたっては,教材・講義室環境・講義インタラクションの3 要素の遍在性モデルを前提に,基盤技術および応用技術の両面から行います.特に,講義インタラクションの遍在化に注力し,教育・学習の様態の自由度を上げて,CMS 利用の効果と効率の向上に貢献します.
そして,これらの利用者コンテキストを処理する機能を活用した実証実験用語学教育教材を作成し,名古屋大学・京都大学・大阪大学等の実際の教育現場において実証実験を行います.実験を通じて,本システムが,ユビキタス情報環境下における多彩なニーズに対応でき,様々な高等教育機関における教育・学習基盤システムとして利用できることを示します.